ゆとりのあたまのなか

思いついたことを書く雑記ブログ

ROOF SLEEP SPRINGを読みました

コミティア147に行きました。懇意にさせていただいているフォロワーがオリジナル漫画を出すというので。

目的は、春晴となり様と猫の渦様のサークル、おにぎりとヨーグルトでした。

はじめ聞いたときは「食い合わせェ~」と思いましたが、現代で脂質の少ない筋トレ飯をコンビニで用意しようと考えた場合に、オイコスとおにぎりの組み合わせは普通に選択しうるので、とても考えられた名前です。きっとトレーニーなんだと思います。

(※多分違う)

 

こちらがお譲りいただいた冊子。どん。

おしゃれすぎる。なんとこの表紙、透けている。

透けているのでこんなこともできる。だから何だという話ではあるが…

 

透けた薄い紙で表紙を作ろう!って何喰ったらそういう発想出てくるんですかね。あっおにぎりとヨーグルトか!?

ただ、当日天気が悪かったことに加え私の管理が悪かったこともあり、表紙が少し反ってしまった。(よけいな手が映り込んでいるのはそのせい)

同人誌の扱いがなってなくて大変申し訳ない…

以下、内容について。

 

幽体離脱遊泳

BLって初めて読みました。

近頃の風潮として、「1にすけべ2にすけべ、34がなくて5がすけべ」というようなものがあるなぁと感じており、そういうんじゃないおくゆかしいものを描いた作品て、もしかしてBLにあるんじゃない…?と最近考えていたのですが、これを読んで「そうなのかも…しれない!」とちょっと感じました。

いや、冒頭で言ったような作品もあるんだろうし、そういうものを見てしまったら多分爆発四散してしまうので深入りはしないのですが…

教室ではひときわもっさりしている潮田くんも急に声かけられるところげて行っちゃうんだなぁとか、辻くんがすげーしゃべるけどワンパンで赤くなっちゃうんだなぁとか、潮田くんうじうじしてるように見えて決定的瞬間が現れた際には力強く促すんだなぁとか、潮田くんの部屋にはさめの時計とかあって海洋生物好きなんだろうし、そういうの踏まえたら辻くんの誉め言葉ちょううれしいんだろうなぁとか、そういう生きた描写を見て、「萌えってこうだよなぁ~~~~」と思うなどしました。

いっそうもっさりしている人が秘めている一番きれいなところを知っているのは自分だけってシチュエーションも大変Good。多分これは、わたしがめがねが好きな理由が、めがねを外した姿をみれるのは自分だけという特別感も含めているためという部分に通ずるものがある。

なんにしても絵がうまくて転げました。崩しかたがうますぎる。多分超人体見てるんだろうな…

ほかの方の作品を深堀はしないですけど、猫の渦さんの作品はもっと読んでみたいなぁと感じる一作でした。ところで、空を飛ぶBLは商業では成立しないんでしょうか。空を飛ぶBLって何!?

 

・春晴となりさんの作品

これ、タイトルあるんですけど、タイトルの出し方含めて作品だと思っているのでここで出したくないです。漫画うま男だった…

いつものお昼の他愛のない雑談が、いつしか将来を左右する大きな話になって…という感じの話なんですけど、「人生って割とそうだよなぁ~~~!」と思うなどしました。

でも、なんとなく決まっていた進路から脱却する道を見つけて、ちゃんとそのために現実的な解決策を提示しつつ目の前のことに当たっていく様子、よかったですよねぇ~~~。

このあたりの描写はないですけど、こうしたい!って決めたことに対して頭ごなしに否定はせず、現実的な解を持ってきた円ちゃんに対してちゃんと親が聞き入れる姿勢とか、「満ちゃんも一緒なの、それなら、まぁ…」って多分なったんだろうなぁって考えちゃう部分とか、以前おっしゃってた「良い環境が良いふたりを作る」の考え方がにじみ出ているなぁと感じて大変良かったです。

以下はここすきシーンの抜粋です。

「あたしとうちの店を末永くよろしくって感じ?」「こっこちらこそ」←ここすき

「その反応!忘れてたな?!」「きゃあー」←ここすき

 

・総括

すっごいよかったです。もうそれしかねぇっす。

各自コメント読むに、中学美術部来の友人同士でオリジナル創作同人誌を出してるという…すげぇなそれ!?このレベルで!?!?

私、小学生の時転校してきた子がきっかけで絵を描き始めたのですが、その子が成人式の時に「まだあの時の漫画描いてるんだ」と言ってくれたのに「もういいよ」と言ってしまったことがあってそれが本当に悔やんで悔やんで悔やみきれないと感じているので、そういう風にならずに現在進行形で成立しているというのがなんだかたまらなくうれしくて、ぜひ続けてほしいなと思うばかりです。コメントを見るに続刊もありそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

しかし願わくば、きっかけをくれた彼にはどこかでまた会いたいし、また「まだ描いてるんだ」って言ってくれないかなぁと望んでいます。難しいでしょうが…

春晴となりさんと猫の渦さんのサークルおにぎりヨーグルトの、さらなるご活躍を期待しております。